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脂質と健康

生活習慣病やメタボリックシンドロームでは、運動不足と肥満(脂肪蓄積)が問題点となっています。メタボリックシンドロームでは、脂質について、中性脂肪とHDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)の数値が判定基準に新たに使われています。

脂質は・・・
脂質は、中性脂肪とコレステロールが主なものです。ほかに、中性脂肪にリン酸が結合したリン脂質や中性脂肪に糖質が結合した糖脂質などがあります。
中性脂肪は・・・
主にエネルギー源になります。中性脂肪は、食品中の脂質にあるだけでなく、食品中の糖質やたんぱく質から消化・吸収された糖やアミノ酸が余った場合にも、これらは肝臓で中性脂肪に合成されます。つまり、栄養状態が良いと中性脂肪への合成がどんどん進み、中性脂肪が余ると内臓などの脂肪細胞にどんどん蓄積される特徴があります。不足したときは、貯められた脂肪は、またエネルギーなどとして利用されます。
飽和脂肪酸は・・・
体内でも合成できる脂肪酸です。中性脂肪やコレステロールの血中濃度を上昇させる作用が強いですが、不足すると血管を弱くします。
不飽和脂肪酸は・・・
血液中のコレステロールを低下させたり、血圧や血糖値を調整する働きがあります。一価の不飽和脂肪酸は体内で合成できます。
多価不飽和脂肪酸は、
体内で合成できませんので、食品から取る必要があるため、必須脂肪酸と呼ばれ、不足すると発育障害や感染症に対する抵抗力の低下をおこします。
食肉では飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸の割合が多く、多価不飽和脂肪酸の割合は少なく、レバーでは飽和脂肪酸と多価の不飽和脂肪酸の割合が多くなっています。
コレステロールは
食品中から20〜30%、残り70〜80%は肝臓で中性脂肪から合成され、全体の量は一定量を保つよう肝臓で調節されています。コレステロールは、体の細胞膜の成分になり、ホルモンや胆汁酸(脂肪の消化液)の原料にもなる重要な脂質です。
血中の総コレステロール濃度が高すぎるのもよくありませんが、低すぎると血管壁の栄養不足から血管障害となり、脳出血、脳梗塞などがおこりやすくなりますので注意する必要があります。また、ひとつの食品のコレステロール値だけで判断せず、脂質及びエネルギー摂取総量で考えることが大切です。
健康な生活は、食物や栄養の基本的な知識を持ち、食物をバランスよくとる生活から生まれます。